承徳製鉄所専用線
北京から列車で4時間、避暑地として有名な承徳に平成14年(2002y)3月現在、100%蒸機運転の専用線がある。
その地を私は包神鉄路の撮影後、1月3、4日とDL入線の情報が入った後の2月23日から26日までの2回に亘り訪ねた。包神の変則三重連が落ちた今レギュラーで見られる複数蒸機による運転(時として四重連、カマ×2+貨車+カマ×2)はここだけではないだろうか。しかも圧倒的に本数が多いのが嬉しい。うまくいくと峠の東と西で合わせて10本ぐらい力行が撮れる事もある。例によってここもダイヤらしいダイヤは無く列車が組成出来次第発車と言った感じだ。
運転パターンは概ね次の通り。
| ●本務機が承徳駅へ向かう 返空がある場合は貨車を伴ってくる |
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| ●承徳駅で到着貨物を単機牽引で牽き出す。 | |
| ●承徳西駅で後補機2両を連結。 | |
| ●変則三重連で30‰の急勾配を登る。 (しばしば登りきれずに後退して再起動をする。3回目でやっと登った列車も有った。) |
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| ●サミットの平坦線部分で一旦停車し後補機を開放する。 | ![]() |
| ●貨車編成は再び単機で双塔山駅へ向けて発車、 後補機は来た道をバックで承徳西駅へ引き返す。 |
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| ●給水、給炭等一切の設備が双塔山にしか無いので、 しばしば補機を付けたままサミットを越えて行く列車も有る。 |
線区も短く、運転パターンも見えている(カマが承徳側に溜まる事は無いので下りて行ったカマは必ず折り返してくる)ので撮影しやすそうに思えるが、それがなかなか手強い事もある。
前述の通りなかなか峠を越えられない列車が有ったり、軽そうに思える空車回送も編成が長いのでそれなりに重く、しばしば承徳へ向かう列車も大空転大会になったりもするので「さっきはこれくらいで戻ってきたから、ボチボチだろう」といった読みが全く当たらないのである。得てして線路から離れて移動中に行ってしまったり、勘で狙いを定めて力行を待っていると反対からの下り込みばかり続けて来たりするのである。それでもまあ満足の行く釣果が得られるのはひとえに列車本数が多いからで、1日1往復のイベント列車ではとても出来ないような冒険に打って出た撮影も可能である。やはり現役蒸機は素晴らしい。
しかし、そんな現役蒸機パラダイスにも遂にDLが入線するようだ。はじめは3月から3両のDF4が稼動し始める予定だったらしいが資金調達が遅れどうやら6月頃からの稼動になる模様。しかし、現在建設8両、上遊16両で運用を組んでいるので一気に無煙化は無いと思うが国鉄との連絡線に出てきているカマは総数の3分の1位なので、あと3両くらいDL4が増備されれば予断は許さないであろう。
また、2004年には線路の付け替えが行われるそうで現在の急勾配の峠越えは無くなる。山の反対側に新線を建設中だそうだ。新線付け替え時にもまだSLは残っているだろうとガイド氏は言っていたが勢いがつくと凄まじい中国パワーゆえどうなるかは解からない。行ける時に行っておかないと後悔する事になるだろう。
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| 黄昏の承徳市街を行く | 承徳西駅 ここは背後が刑務所なので撮影禁止区域 よって、見付らない様に撮ってさっさと退散 |
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| 承徳発車後専用線は国鉄線と別れ武烈河を渡る | |
| 上遊型(右)、建設型(左)の2形式が活躍している | |
| 承徳西を発車した列車は峠へ向けて猛ダッシュ! | 30‰が始まる辺り、この後スピードはみるみる落ちる |
| 渾身の力を込めて峠に挑むが、あと一歩のところで停車 結局この列車は2回再起動してやっと峠を越えていった |
サミット付近のトンネルを飛び出す列車 |
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| 撮影していたらギャラリーが集まってきた ひたすら素朴 | 空転する動輪 |
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| 双塔山機務段で待機するカマたち | |
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ガイド氏の政治力と乗務員の好意で建設型のキャブに乗せてもらえた。 当然のことながら中は熱気が溢れており、ビビッドな黄色に塗られた内壁も印象的だった |
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| 承徳市内の踏切にて | |
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| 街頭で金魚を売っていた 日本では見かけないスタイル | 背後に見える奇岩が双塔山 結構有名なの観光地らしい 仕方のないことだが撮影しているとこういった所へ寄る時間が取れない |