寧夏回族自治区 大古鉄路

内蒙古自治区の南西、甘粛省と峡西省に挟まれた小さな政区が寧夏回族自治区である。
マイナーなエリアだけにあまり情報もなく、名前だけ聞いて場所を特定できる人は殆ど居ないだろう。そのマイナーなエリアに100%前進牽引の貨物専用の地方鉄道がある。
国鉄線のダーバから霊武市を経て石油化学工業の町グーヤオズまでの約70キロを結ぶ大古鉄路である。グーヤオズは新興の工業団地で大古鉄路も1990年代後半の開業と新しい。
よって路盤や橋梁といったインフラは新線そのもので、集通鉄路のように近代的なコンクリート橋を行く前進といった景色が展開する。
また、霊武〜グーヤオズの間には砂漠があり吉蘭泰線が落ちた今砂漠を行く前進はおそらくここが唯一と思われる。(尤も、中国は広い上情報もあまりないので探せばまだあるかも?)


2003年(平成15年)12月30日
この日は朝イチの重車を朝食をとっている間に取り逃してしまい、それがアヤになったのか本数が稼げず参った。
終着グーヤオズへ向けてラストスパート
ペンタックス67U SMCペンタックス 55mm RDPV
グーヤオズの更に奥に炭鉱があり、そこで積み込みをする貨車を
前進が推進運転で押し込む
ペンタックス67U SMCタクマー 105mm RDPV
霊武〜グーヤオズ間
場所を移動して重車を待ったが反対から空車がやってきた この日はこれでおしまい、何とも釣果の少ない日だった 
ペンタックス67U SMCペンタックス 300mm RDPV

12月31日
グーヤオズ〜霊武間で重車を待つもなんと6×7がバッテリ切れでシャッター切れず!またまた苦難のスタートとなった。
その撮り逃した重車を新華橋〜ダーバ間で何とかキャッチ ペンタックス67U SMCタクマー 105mm RDPV
その重車が国鉄船との連絡駅ダーバに到着
ペンタックス67U SMCペンタックス 300mm RDPV
傍らでは前進7061が出発準備中
ペンタックス67U SMCペンタックス 55mm RDPV
前進7195が空車を従えてグーヤオズへ向け発車 ペンタックス67U SMCペンタックス 55mm RDPV
7195+空車がグーヤオズの砂漠を行く ペンタックス67U SMCペンタックス 300mm RDPV
グーヤオズ駅 ペンタックス エスピオ120SW RHPV 駅名表は中国の鉄道の標準的なものだが英語表記はなかった
ペンタックス エスピオ120SW RHPV
黄昏のヤードで入換仕業に就く前進 ペンタックス エスピオ120SW RHPV

2004年(平成16年) 1月1日
この日は昨日さんざん撮ったダーバ駅で撮影禁止だとかで拉致られフィルム没収の憂き目を見た 新年早々なんだかなァ・・・・
霊武〜グーヤオズ間 前日の砂漠の写真はこの橋梁上の列車を正面から狙ったもの
ペンタックス67U SMCペンタックス 55mm RDPV
グーヤオズから別の鉱山への新線が建設中だった
ペンタックス67U SMCペンタックス 55mm RDPV
如何にも中国的なモーターカー
ペンタックス67U SMCペンタックス 55mm RDPV

この後、ダーバへ移動して撮影を開始したら程なく駅職員に「撮影禁止」を理由に駅長室に拉致られ、パスポートをコピーされいろいろ尋問された。向こうは大真面目にやってるのだろうがハナッから我々をスパイ扱いするのにはほとほと閉口した。
「何故写真を撮った?」と聞いてくるもんで「我々は鉄道愛好者だ、趣味で各国の蒸気機関車を撮影して回っている」と回答すると、「そんな事があるものか、未だに蒸気機関車を使用している立ち遅れた状況を西側に発表するつもりだろう!」とトホホな勘ぐり。何度説明しても埒が明かず蛇とマングースの睨み合いのような状況は3時間に及んだ。
結局、向こうも我々を捕らえた以上、何らかの戦利品をゲットしないと面子が立たないらしく、「フィルムを出さなければ公安に突き出す!」とまで言い出す始末。しかしこれは我々にとっては状況の好転以外の何者でもなかった。入れたばかりのフィルムにはまだ何も記録されていなかったのである。かくして未露光のフィルムを渡し晴れて無罪放免!再び撮影を開始した。
しかし今日はもう次の撮影地准格尓に移動する日である。黄河鉄橋に向かうも既に陽は西に傾き日没寸前まで粘ったが遂に列車は来ずあきらめて移動開始したら新華橋方からダーバへ向かう重車が来たのだ。慌ててクルマを止めカメラだけ持って沿線に走った。こうして大古線ラストショットは黄昏の黄河鉄橋を行くなかなか印象深いカットで締めくくられた。


ペンタックス67U SMCタクマー 105mm RDPV
大古線の締めくくり 新華橋〜ダーバ間 暮れなずむ黄河鉄橋を渡るタンカー列車
ペンタックス67U SMCペンタックス 200mm RDPV