葦河森林鉄道

2月なのに夏の様相を呈していた金城江から4200キロ、黒龍江省の葦河はまだ真冬だった。さすがに年末年始の経棚ほどではないが、それでも朝晩はマイナス20℃まで冷え込んだ。金城江では30℃まで上がったのでその差50℃!まずこういう無茶なスケジュールで旅をしない限り得られないであろう貴重な体験をした。
さて、葦河森林鉄道であるがもう今更説明の必要も無いと思うが正真正銘「最後の林鉄」だったと思う。もっとも広い中国ではまだ密かに稼動しているところもあるかもしれないが・・・(希望的観測!)
ここ数年は毎年毎年、「今年が最後か?」言われ続けたがしぶとく生き残り、21世紀にこの世の奇跡のような光景が展開していた。しかし、遂にXデーはやって来た様だ。確証はないがどうやら3月20日前後で運行を終了し、4月からは早くもレールの撤去が始まったらしい。大型蒸機を優先していたためどうしてもナローが後回しになっていたは紛れも無い事実で、モタモタしていたら一足先に客レが廃止され遂にニブロクの客レを見ることはかなわなかった。また、風雲急を告げてからのしかもたった2日間の訪問だったので、はっきり言って満足のいく釣果は得られなかった。当然、もう今後は無い。
この鉄道に関する秀逸なHPは枚挙に暇が無い。僅かではあるがぼのぼのが最後の最後に切り取った葦河の日常をご覧頂きたいと思う。

平林〜西平間

葦河へ向かう積車 全く解らないが重連である


夕陽を背にダッシュする積車
振り返れば積荷の様子が良く解る
双峰〜平林間

サミットへ向けてり力行 停まりそうな速度だった

サミットで小休止するC2型
双峰駅

葦河方から空車編成が到着 タブレット授受を行う
東風方から積車編成が到着

交換風景 積車編成は勾配に備えて通過

そしてサミットへ向けて猛ダッシュ
東風駅
駅舎とモーターカー 多分、元はモーターカーであったであろう車両に満載された木材。こんな所にも中国の逞しさが見て取れる気がした
東風駅から引込線を辿ると林場(貯木場)が有った。原始的な積み込み用クレーンとそれを操るウインチの有る小屋。
平林駅

この日は未明に脱線事故がありダイヤが大混乱で(いつもかも?)荷が滞っていたらしい。
この列車は右に見える編成を増結して葦河に向かうようだ。
東風方から積車が到着 早速増結作業が行われる
日本では既に忘却の彼方に消え去ってしまったカブース。しかし中国では殆どの列車に連結されている。もちろんここ葦河でも。
変則三重連で牽引する長大編成の列車が組成された
この辺りでは馬ソリが日常的な乗り物らしい 空転しながら積車が発車!
装飾ガマ 青年号 印象的な背中合わせ重連
珍珠駅 ここは併用軌道で有名だった
快晴の空の許、葦河へ向けてラストスパート
夕刻、林場へ向かう空車編成。空車でもなかなかナイスな煙!
同じ空車編成でも交換のない列車は駅を通過するのでそこそこなスピードでやって来る。
夕刻の積車列車
まだ4時そこそこだが北の日暮れは早い
葦河駅 機務段も有る葦河森林鉄道の中枢
機務段で給炭中のC2型
給炭台が無いので手前に見えるチキのような貨車で石炭を積込場所まで運んでくる 構内の片隅には昨年まで運行されていた客車が留置されていた。走っているうちに一度観ておきたかった